RubyKaigi 2022 参加レポート

こんにちは!@shutooike です。

会社を代表して RubyKaigi 2022 に参加してきました!(土曜日に用事があったため2日目まで)

めちゃくちゃ遅くなってしまいましたが、Matz からの宿題である参加レポートを投稿します!

とにかくオフラインは最高

エンジニアになったあと、やっと勉強会に参加できるぐらいの余裕がでた頃には新型コロナウイルスの流行で軒並みオンライン開催になってしまったため、今回が人生初のオフラインカンファレンスでした。

僕はオンラインだけのコミュニケーションが苦手で ruby-jp や Twitter も基本的には見る専門だったので、オフラインでのコミュニケーションは本当に最高でした。

そしてこれを機にオンラインのコミュニケーションも頑張ろうと思いました。

会場や飲食店などで仲良くしてくださった皆さんありがとうございました!

きれいな Ruby 色です

セッション

個人的に印象に残っているセッションをいくつかピックアップ

Ruby meets WebAssembly

今年の春頃に Ruby が WebAssembly に対応したという記事は読んでいましたが、実際にデモでブラウザ上で Ruby が動いているのを見てとても感動しました。

WebAssembly, WASI に対応した Ruby をコミュニティがどのように活用していくのか、今後の動向がとても楽しみで、個人的にも活用方法を考えたいと思いました。

後半の技術的な課題の解決に関する話はついていけない部分が多かったです...

Types teaches success, what will we do?

「Ruby の型使ってますか?」という質問に5人ぐらいしか手が挙がっていなかったのが印象的でした。

コミュニティの型に対する盛り上がりとは裏腹に、僕個人はまだ型の有り難さを真に理解できておらず、土俵にすら立てていない状態なので早急にキャッチアップする必要があるなと感じました。

TRICK 2022 (Returns)

今回初めて TRICK という狂気(褒め言葉)のコンテストの存在を知りました。

全ての作品が想像を遥かに超える芸術性の高さと最悪の可読性、そして奇想天外なアイデア。

プログラミング言語を使った遊びは色々あるんだなと世界が広がりました。

以下で入賞作品を見ることができます。

github.com

Matz Keynote

弊社技術顧問でもある Matz のキーノート。

Ruby に対する Contribute と言われてすぐに思いつくのは新機能の実装やバグの修正で、僕はそんな高度なこと出来ないなーと思っていましたが、色んな形の Contribute があるんだよと示して貰えたのがとても良かったです。

僕も自分の出来るところから Contribute していこうと思ったのでとりあえず自慢話します!!

「僕は Ruby と Rails を独学して未経験からWebエンジニアになり、毎日めちゃくちゃ刺激的な仕事をしながら、しっかり稼いでます!!Ruby ありがとう!!!」

セッションを通じて気になったこと

直近の Ruby のテーマとして「Developer Experience の向上」があります。

Ruby ユーザーが抱えている課題に対して仮説を持って、型システムやデバッガーなどの開発が行われていると思うのですが、それらの効果検証をどのように行っているのかなと気になりました。


2022/10/12 追記

Matz に質問する機会があったので回答を追記します!

OSS開発の場合は開発者=ユーザーのことが多いので自分にとって最高なものを作ればそれで良い。

誰かからリクエストが来たときに、それが自分の感性にあっていたら作っていく。

なるほど!完全にプロダクトアウトに振り切っていました。ロックでとても良いですね!


スポンサーブース

セッションの間の休憩時間などでスポンサーブースもめちゃくちゃ満喫しました。(リアルに10周ぐらいした気がする)

各社いろいろ面白い展示やノベルティの配布を行なっていて、とても面白かったです。

こいつ何回も来るやんという顔を一切せずに優しく話してくださった皆さんありがとうございました。

少しだけ紹介👇

Paytner さんの Rails クイズ面白かった!

Linkers さんのノベルティのプランニングポーカー用のカード。着眼点が面白い。

ノベルティとしてバックをくれる会社さんは複数あったのですが、SmartHR さんのが一番デカく他のバッグが吸収されていく事象を複数観測しました。デカいは正義。

おわりに

Ruby・プログラミング・英語・数学... 何もわからない。。。。となりました。

最近はチームのマネジメント的なロールを担うことが多く、プログラミングの研鑽に対する意欲が相対的に減っていましたが、RubyKaigi 2022 に参加して爆上がりしました。

時間をうまく使ってどちらも伸ばしていきます!

あと弊社は本社が大阪なのですが、関西は関東と比べて圧倒的に Ruby コミュニティが少ないので、何かできたらな〜とぼんやり考えたりもしています。ご興味ある方おられましたらDMください!

最後になりますが、RubyKaigi に関わってくれた皆さまに感謝いたします。ありがとうございました!

余談

土曜日に用事があったため泣く泣く2日目の夜に大阪に帰ったのですが、大雨による一部運休というイベントが発生して大変でした。