JSTQB FL受験記録

【合格体験記】知識ゼロ・挫折からJSTQB FLに合格するまでの勉強法と身についた力

こんにちは!bit0です!

今回は、ソフトウェアテストの専門資格であるJSTQB Foundation Level(FL)を受験し、無事に合格した際の体験記をお届けします。

これから受験を考えている方や、「シラバスが難しすぎて心が折れそう……」という方の参考になれば嬉しいです!


そもそもJSTQBってなに?

JSTQB (Japan Software Testing Qualifications Board) とは、ソフトウェアテストの専門知識を認定する日本の資格試験です。

単にバグを見つけるだけでなく、以下のようなソフトウェアテストの体系的な知識や考え方、QA・テスト業務の基礎知識を網羅的に学べるのが特徴です。

  • テスト設計
  • バグ分析
  • 品質に対する考え方
  • QA・テスト業務の基礎知識

勉強時間と活用したツール

  • 勉強期間: 2〜3ヶ月(業務後の時間や空き時間を活用)
  • 勉強時間: 1日10分くらい(※全くしない日もありました!笑)

限られた時間の中で、以下の3つのツールをフル活用しました。

  1. JSTQBのシラバス(出題範囲のテキスト)
  2. 学習アプリ「テス友」
  3. ChatGPT(合格体験記などから出題されそうな箇所の模擬問題を作ってもらう)

【大挫折】最初の壁:シラバスが呪文に見える

JSTQBの試験は「シラバスを100%理解できれば合格できる」と言われています。 「じゃあまずはシラバスを読おう!」と意気込んで読み始めたのですが……

内容がむずかしすぎました。

  • 「イテレーション開発?シーケンシャルモデル?」
  • 「テストタイプ?テストレベル?(ポケモンの話か何かかな?)」
  • 「V字モデル?(名前は聞いたことある気がするけど説明はできない……)」
  • 「ワイドバンドデルファイ?(星のカービィの『ワドルドゥ』しか知らんぞ)」

専門用語のオンパレードに完全に打ちのめされ、ここで盛大に挫折しました。


【方向転換】インプットとアウトプットの両軸学習へ

このままシラバスを文字通り読んでいてもラチがあかないので、勉強方法をガラッと変えることにしました。

1. 目標設定

他の合格体験記を調べると「テス友(アプリ)の正答率を8割くらいにして合格した」という人が多かったので、まずはそこを目標に設定。

2. ひたすら問題を解く(アウトプット中心)

まずは「テス友」で問題を解きまくりました。 当然最初はわかりませんが、わからない言葉が出てきたら即座にChatGPTに聞きまくる!という方法を取りました。

💡 ここが大事! 単に答えを覚えるのではなく、「なぜ他の選択肢が間違いなのか」を自分の言葉で説明できるレベルを意識しました。試験にそのまま同じ問題が出るわけではないからです。

3. 原点回帰(シラバスへ戻る)

問題演習を繰り返した後、「問題集だけではカバーしきれないシラバス特有の言い回し」を対策するため、恐る恐るもう一度シラバスに戻ってみました。

すると…… 「読める!!!めっちゃ読めるぞ!!!」

あんなに呪文に見えたシラバスからわからない単語が消えていました。それどころか、今まで問題演習で散らばっていた知識が、シラバスの章ごとに綺麗に脳内で整理されていく感覚さえありました。


受験当日:CBT試験のリアルな環境

JSTQBはCBT方式なので、自分で好きな試験会場を選べます。私は大阪住まいなので、会場が多かった梅田近辺で受験しました。

当日の朝は「全然余裕っしょ!」と緊張していなかったのですが、会場に到着して試験1時間前くらいになると急にガクガク震え出す始末。 空港の保安検査並みに厳しい本人確認と持ち物検査を終え、いざ入室。

ちなみに、CBT試験会場の個人的なリアルな感想はこんな感じです(笑)。

  • カーソルの感度がよすぎる
  • メモ用のホワイトボードのペンが乾ききっている
  • 周りの人のキーボードの打鍵音がデカすぎる

そんな環境にも負けず、なんとか解ききって受験を終了しました。


受験を終えて(結果と手続き)

JSTQB FLは、40問中26問以上(65%)で合格です(今振り返れば、割と合格ラインには余裕を持てていたなと思えます)。

試験後、1週間くらいで合格通知が届き、その1〜2週間後に正式な合格証書が届きました。


この試験を通して身についた「2つの力」

資格を取って終わりではなく、実際の業務に大きな変化がありました。

①「根拠のある」探索的テストの実行

これまでは「なんとなくここら辺に不具合がありそう」という直感だけでテスト(探索)をしていました。 しかし合格後は、「境界値付近だから」「同値分割の条件から考えて」など、具体的なテスト技法の理論的な根拠を持って探索的テストができるようになりました。

② 不具合発生予測箇所を考えてチームに共有

不具合票を書く際にも、単に事象を書くだけでなく「不具合のタイプ」を合わせて記載するようにしました。これにより、類似のコード変更があった際に過去の傾向を見直せるようになり、開発チームへローカル検証の提案を行うなど、シフトレフト(品質向上の前倒し)の推進に貢献できるようになりました。


まとめ:QAだけでなく、すべての開発メンバーにおすすめ!

JSTQB Foundation Levelは、具体的なテスト技法だけでなく、要件定義やリスクマネジメントといった上流工程の考え方も学べます。 そのため、QA(テスター)の方だけでなく、PM、開発者、デザイナーなど、モノづくりに関わるすべての人におすすめしたい資格です。

「何のために検証するのか」「どうすれば効率的・効果的に品質を担保できるか」を悩んでいる方は、ぜひ一度シラバスだけでも読んでみてください。

休日の午後にでも、コーヒーの相棒にシラバスをめくってみるのはいかがでしょうか? ☕️

最後までお読みいただきありがとうございました!