こんにちは。Re:lation のエンジニアの石田です。
先日行われた Rails Developers Meetup 2019 に行ってきました。
2日間で70近いセッションがあって、どれを選ぶかかなり迷いました。 ホント3日間にしてほしいです。。。 今回は、来月行われる Ruby Kaigi 2019 で発表される方も多くいらっしゃったので、同じような発表については優先度を下げる形で選んで回りました。
ちなみに、参加費は会社が全額負担してくれました。(ありがたい!)
どのセッションも良かったのですが、特に印象に残った発表だけに絞って、書いていきます。
[Day 1: KEYNOTE] "Ask Me Anything" by DHH
急遽、翻訳なしでゆっくり喋るという形式で KeyNote が始まって、正直半分も聞き取れなかったです。。。
それでも、Rails6 の受信メールの処理を扱う Action Mailbox の話や Rails 7 での構想についての話は何とかついていけました。 JavaScript Framework には否定的な感じなので、このあたりは今後も自分で環境を構築していく必要性を感じました。
ともあれ、ちゃんと英語を聞き取れるようにならないといかんなぁ。。。
[A-1] アプリケーションを作るときに考える25のこと
www.slideshare.net
自分が Rails に初めて触ったのが Re:lation でその頃に色々とgemを調べたりしたのですが、今のrailsのデファクトスタンダードをキチンと追えているのか自信がなかったので聞いてきました。
知らないgemも多く、その知見も聞いてよかったのですが、github の Dependency graph で追うという発想はまったくなかったです。 技術を追うための1つの方法が知れてラッキーという感じでした。
[B-9] Railsアップグレード百景
Re:lation もアップグレードしていく必要があり、その知見があまりないので聞いてきました。
色々なハマりどころを聞くことができて非常にありがたかったです。 特に Rails 4 と Rails 5 に互換性のない gem (devise など) があることを初めて知ったので、このあたりの対策も考えていかないとキツそうに感じました。
[A-10] 毎日の開発に役立つRailsプラグインづくりの秘訣
現場の問題を解決するためにgemを作るんだという松田さんの話は非常にうなずけました。
ただ、「E2Eテストが書くのがメンドイ」とか「ER図みたい」とかやることの規模が大きすぎてスゲーの一言。 考えついても、この規模のgemを作ろうという気合が出ない自分はダメなのだろうかとちょっと凹みました。
[C-17] Ruby on Railsの正体と向き合い方
DHHの考え方や思想など、あまりインタビュー記事などもを追って見ないので非常にタメになりました。
設計の話などはまだ消化できていない部分もあって、自分の中で消化できるように今後も考えていきたいです。
[A-19] 巨大なモノリシック Rails アプリケーションのマイクロサービス化戦略
クッ社では、モノリシックなRailsアプリケーションをマイクロサービス化していってます。という話。
今回の railsdm のテーマとして、この話題が一番多かったように思います。 次点で CDN Cache とか BFF の話。
マイクロサービス化は難しいとよく聞いてはいましたが、改めて難しいんだなぁと感じました。
あと、ガラケー向けのサイトが未だに一定数のアクセスがあるのは驚きました。 こういうシステムを運用していかなければならないというツラミもあるという話と思いきや、システムを切り出した際に最新技術で動くシステムになった話で非常に面白かったです。
全体的な感想
railsdmは初参加+勉強会参加が久々だったのもあり、話についていけるか不安だったのですが、色々な話を聞くことができて非常に楽しかったです。
自分の勉強会参加したいというモチベーションがまた上がったので、行ってよかったと思いました!
次は RubyKaigi に行きます!