こんにちは、ryohei515 です。
開発部では週に1回社内で勉強会を行っており、最近の勉強会では我が家をスマートホーム化した話をしました。
その話もまたどこかで書ければいいなと思っていますが、その過程でショートカットという iOS 標準の App を駆使する機会がありました。
ショートカット自体はスマートホームに限らず使える便利な App なので、今回こちらの使い方等紹介します。
ショートカットとは
App 上での操作を簡単に呼び出すための機能で、よく同じ操作をする場合に特におすすめです。
ショートカット ユーザガイド - Apple サポート (日本)
アラームの登録や音量の調整といった iOS 標準の操作が多数登録されており、サードパーティの App でもショートカットに対応されている場合もあります。
（例えば LINE では宛先を設定して、メッセージの送信や電話の発信ができます）
そして、この操作は複数組み合わせて設定することもできるのが強みです。
スマートホーム化では操作のための App が複数分かれていたのですが、ショートカットを使うことでワンタップでまとめて操作できるようになりました。
また作成したショートカットは、siri から呼び出すことも可能です。
ショートカットの作り方
とはいえ実際にどんなことができるのかイメージがつきにくいと思うので、今回は家にいる奥さんに何時に帰れるかを連絡するショートカットを作ってみたいと思います。（我が家では重宝してます！）
（キャプチャの iOS のバージョンは 15.5 です。 iOS 12 以降使えるようになった機能ですが、バージョンによって見た目・機能が異なる場合があります。）
1. 移動時間を取得する
まずはショートカット App を開いて、右上の ＋ ボタンをタップします。
アイコンやショートカット名も編集しておきましょう。
ここから実際の操作を設定していきます。
まずは家に着く所要時間を取得するために、移動時間を取得します。
画面下部の「App およびアクションを検索」に「移動時間」と打ち込んでみると
「移動時間を取得」という操作が出てくるので、これをタップすると操作が設定できます。
既に「現在地から」と入力されているので、目的地と移動方法を設定します。
ちなみに、右下の ▶ をタップすることで、設定されている操作を通しで実行できます。
現状だと、「移動時間を取得」という最後の操作が実行されるため、以下のように移動時間が表示されます。
2. メッセージを送信する
次に同じように「メッセージを送信」の操作を検索して追加してください。
ここから宛先を設定し、 ▶ をタップするとメッセージの送信画面が表示され送信することができます。
この状態でも完成！と言えるかもですが、移動時間だけだと少し味気ないですね…
もう少し文面を編集したいと思います。
3. 文面を整える
まずは「テキスト」という操作があるので、これを検索して追加します。
そして長押しすることで操作の順番を入れ替えることが出来るので、「テキスト」を「移動時間取得」の後に移動させます。
この「テキスト」を使うことで、操作で実行することによって得られた結果を編集することができます。
ここでは取得した移動時間を使って、メールの文面を作ります。
テキストをタップして文字を入力し、移動時間を入れたい箇所で「移動時間」という変数をタップして設定します。
こうすることで、文面を作ることができました。
あとは「メッセージを送信」の操作の送信内容をこの文面に設定してあげる必要があります。
「移動時間」を選択して変数を削除し、
「テキスト」を選択することで完成です！
4. 送信確認画面を出さないようにする
ちなみに、メッセージの送信時に確認画面を出さずに送信させることもできます。
「メッセージを送信」の ＞ ボタンをタップすることで、
実行時に表示というチェックが出てくるので、これを外せば OK です。
5. ホーム画面にショートカットを配置する
後はホーム画面からこのショートカットを操作できるようにしましょう。
右上の × ボタンのすぐ左のメニューアイコンをタップし、
「ホーム画面に追加」をタップすることで、ホーム画面に追加されます。
これでホーム画面からワンタップで帰りの時間を連絡するショートカットが完成しました！
おわりに
このようにショートカットを使えば、 iPhone での複数操作をまとめることができます。
今回は操作を簡単に組み合わせて作成してみましたが、例えば「〇〇なときは操作を実行しない」といった if 文や、「〇〇回この操作を実行する」といった for 文も設定可能です。
その他、ショートカットの画面下部のオートメーションから「勤務先から離れた時にショートカットを実行させる」といった設定もできます。
（私は上で紹介した連絡のショートカットを自動で実行させるようにしてます）
色々な設定ができて奥が深いので、iPhone で同じような操作をいつもしちゃってるなーという方はぜひ試してみてください！
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